金沢市の中心部にお住いのＩさんご夫婦はおふたりとも畑仕事がお好きで、２年間ほどは金沢市の「ふれあい農園」を借りて野菜類を栽培された経験もあります。

ある日偶然新聞広告で日曜菜園に好適な土地が売りに出ているのを見かけて現地を訪問したところ、山間にありながら、高台で開けた感じの土地だったため一目で気に入り購入を決められました。

農作業を主目的に購入された土地ですが、ちょっと休憩したり、入浴したりできる場所があったほうがいいとのお考えから弊社の西永建設にご相談いただき別荘建設の計画がスタートしました。

計画を進める中でご主人がずっと前から欲しかったという「檜風呂」と「薪ストーブ」を含めることになり、ログハウスと同じ板材を使い、雰囲気も同じで予算的には割安な自然派カントリーホームで計画が急進展。

ログハウスの建築実績の多さから自然派カントリーホームでの建設にも信頼できるビルダー会社と評価いただいたとのことです。

こうして１０月の末には計画の細部も決まり建築はスタートしました。
雪の降り始める前には基礎工事も完了し、１２月に上棟、翌年の４月はじめには建物は完成しました。

家の外壁も内壁、壁、天井すべてログハウス建設に使用されるパイン材が貼られており、玄関のドアを開けただけで木の香りが気持ちいいお住いが完成したのです。

窓やドアもすべてログハウスと同じ木製の仕様となっているほか、キッチン、洗面、トイレのすべてにログハウス建築のノウハウが活かされているのです。

完成した別荘の中でご主人の一番のお気に入りは特注の檜風呂と、勝手口から直接出られる作業小屋、それとご自慢の薪ストーブ。

庭での畑仕事で疲れたあとの檜風呂は最高とのことです。浴室のドアを開けただけで檜の香りがひろがります。

作業小屋は薪や園芸関係の道具などの保管場所として活躍していますが、木材を使っての日曜大工のワークスペースとしても大活躍とのこと。この作業小屋の中で、建築であまった木材を利用してテーブルや本棚を始めさまざまな家具をご主人自ら作られたそうです。

こだわりの薪ストーブは煙の二次燃焼をするクリーンバーニングタイプ。ストーブ本体は暖かさを象徴するかのように赤いエナメルフィニッシュです。

別荘が完成したのが４月だったので実際にストーブを焚く機会は多くはありませんでしたが、薪ストーブならではの気持ちよさは実感。ピザや焼き芋など薪ストーブを使ってのクッキングもいまから楽しみのお二人です。

冬に備えて薪の用意も万全で、サクラやケヤキなど広葉樹の薪を、富山県の山中から運んでもらったとか。乾燥が十分でない薪は来年用ということで屋外に作った薪ラックに積み上げました。もちろん、この薪ラックもご主人の手作り。

ご夫婦とも長年のお勤めを最近引退されたばかりですが、奥様の高校時代の進路希望は園芸学科だったとか。いろいろな事情でその進路は断念されたそうですが、定年退職されて時間が出来たいまは、野菜や果物、ハーブに花を組み合わせた「キッチンガーデン」の実現に向けて情熱を燃やされています。

ご主人は趣味の海釣で釣ったクロダイの燻製にチャレンジされたいとか。また、冬になればテレマークスキーを周囲の山で楽しみたいとお考えとのこと。

お二人は自然派カントリーハウスでこれからの安らぎに満ちた楽しい生活に心を弾ませていらっしゃいます。

富山県小矢部市にお住いのＮさんは、奥様のご実家がログハウスということもあって、本物の木の家としてのログハウスの良さを何度も体験なさっていました。

冬暖かく、夏は涼しいうえに、梅雨時でも室内がカラリとしてちょうどいい湿度に保たれるなど奥様の実家を訪問するたびに実感なさったそうです。ご結婚後は仕事の関係もありマンションでの暮らしでしたが、転勤を機に、ログハウスでの自宅建設を決意されました。

Ｎさんご夫婦が自分たちの住み心地の良さ以上にこだわったのが、お二人のお子様の健康への配慮だったそうです。木材を普通の住宅の４倍も使用するログハウスは、まさに家にいながら森林浴ができる健康住宅そのもの、シックハウスにも無縁だし、無垢の木にかこまれて育てば情操面でもいいとのご判断でした。

オープンなキッチンは奥様のお気に入りのスペース。このキッチンになってから料理が今までに増して楽しくなったとか。それと、調理しながら子供たちを見守っていられるのもとてもうれしいとおっしゃいます。

全部木製の階段と手摺は浩ちゃんのお気に入りの遊び場です。手摺を伝って2階へ上がったり、下りたりジャングルジムのような楽しさのようです。

2階の子供部屋はミニテントやすべり台を始め遊び道具がいっぱいで楽しそうです。斜めになった天井と、天窓が屋根裏部屋のような雰囲気を演出します。

まだ生まれたばかりの優ちゃんが万一床をなめても大丈夫なように、床にはドイツのオスモ社の塗料をお使いになりました。

２階のロフトスペースはやわらかな自然な光につつまれたご家族のくつろぎのスペース。広々としている上に天井が高いのでとても気持ちが良いとのことです。コンピュータでは浩ちゃんの大好きなサイトをチェック中。

トイレのなかもすべてログとパインの板張りで、一方の壁には組み込みの飾り棚を作ってあります。また、玄関には天井ちかくまで届くクローゼット。５０足以上の靴が収納できます。

ご両親などが泊まりにいらっしゃる時のために、畳敷きの和室も設けました。新しい木の香りと、新しい畳の香りがミックスしてとても気持ちのいい空間になりました。和室の入り口だけは木製のドアをやめて襖になさいました。

「木に包まれたとても気持ちのいい家です。この家なら子供たちは健康にすくすくと育ってくれると思います。」と、Ｎさんは完成したばかりのログハウスの住み心地にご満悦です。そして、「これから、枕木などを駐車スペースに敷いたり、ガーデニングや物置作りなどまだまだやることがいっぱい。子供たちがもうすこし大きくなったら、薪ストーブもぜひ置きたいと思っています。」と楽しそうにこれからのご計画をお話いただきました。